さらざんまい第6皿を見て、本当に今までのアンチテーゼなのか考えてる話

さらざんまい第6皿、めちゃくちゃ良かったね……女児泣いちゃったよ。
サブタイでまた「うわ~~ん!!!」ってさせちゃうとこイクニの悪いところ。(褒めてる)

で、感想も神回なだけにバンバンTLに流れてきたのだけど、一番聞くのが
「さらざんまいはピングドラムのアンチテーゼなんじゃないか」という感想。

 

むちゃくちゃ分かる……自己犠牲に分かりやすくNOを突きつけてきたもんね。
でもなんだかモヤモヤする……なんでだ??

……そこで「わぁ~!すごかった!なんかもうすごいよね!すごい!」とかぐらいしか思考が働かない私なりに考えてみた。

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考察というより単なる感想です。
本当にみんなの言うとおりアンチテーゼなのかもしれないし、現時点での考えなので今後変わる可能性も大なのだけど。

 

一番に思ったのはピンドラも単なる自己犠牲での解決にNOと言ってたこと。
分かりやすい例が陽毬を救おうとする冠ちゃんかなぁって。

己の命を削ったり、自己犠牲で陽毬を救おうとした冠ちゃんも、結局それだけでは陽毬を救うことができなかった。

銀河鉄道の夜をベースに作られたピンドラは、銀河鉄道の夜の自己犠牲をさらに発展させてその上で答えを見つけ出そうとする作品だと思ってるので、単なる自己犠牲での完結ではなかったんじゃないかなぁ……と。

 

それと陽毬のためにつながりを持つことをやめた(or 諦めた)から高倉兄弟が世界線から消えたんじゃなくて、
つながりを諦めなかった結果が運命の乗り換え後の陽毬と苹果ちゃんなんじゃないかとか、色々考えました。頭いてぇよイクニ!!!

 

一見、一稀の自己犠牲のシーンはピンドラの最終回のようにも見えるけど、実はこれこどもブロイラーのシーンの方が近いんじゃね?とかも思った。

一稀は春河を助けようとしてるみたいに見えるけど、自分がいる世界を諦めてこの世から消えてなくなりそうなのは一稀の方なんじゃないかって。

救おうとしてたつもりが、救われてたみたいな。

自分でも何言ってるか分からなくなってきた……

 

モヤモヤするのはただ単純に、人生のバイブルであるピンドラを否定してほしくないからなのかもしれないんだけど、まぁ……な?折角のイクニ監督最新作、目一杯楽しんで振り回され悩んでこうや!(?)

今夜のさらざんまい第7皿、めちゃくちゃ楽しみです。
中二トリオめっちゃ仲良さげだったし、レオマブ不穏オブ不穏だし……
折り返しまで来て、「また概念エンドなのかな」とか、どういう終わり方をするのか予想するのが楽しいです。

じゃあ俺は今夜も気兼ねなく早寝するぜ!!!!(リアタイ映らないdアニ勢です)