感性の老化を感じる夏
最近、文章を書くのがとても怖い。
なぜかってそれは、今はもう書けなくなった、過去の私の表現が好きで好きで。
もうその発想ができないという事実を突きつけられながら、文を書けば「こんなの違う」ってメモ帳から削除、削除、削除……それが辛い。
もう永遠にあの頃の表現ができないのかは分からない。けれど何か大きなものを失った感じがするのだ……
尖ってて、捻くれてるのはもう若さということで目を瞑ってるけれど、前の私が書く文章は今よりうんと瑞々しかったように感じる。
光の差し方だとか、色の表現だとか。それらを昔のように書くのが今はとてもとても難しい。
今の表現の方が好きだったらいいんだけど、昔の方が好きだとこんなに辛いのかぁ……と、実は時々泣いていたりする。
私は思春期を拗らせて、アラサーになった今も思春期を抜け出せずにいる。
そんな中でも少しずつ大人になっていってる感覚があるんだ。
飲んでる薬の影響もあるかもしれないけど、自分がどうすれば楽に生きられるかだとか、苦しんでる人に必要以上に感情移入しなくなったりだとか。色々。
大人になるって失うことだとどこかで聞いたことがあるけれど、失うものの中に感性の変化というか、悪い意味で感性が老化することが含まれていたとは思ってもなかった。
やっぱり何回考えてもつらいっすね、これ。
体調のせいだと信じていたい……元気になったら、元気になった自分に見える世界を、また瑞々しく書けるようになりたい。
きっとそうだよね?明日はもっと……もっと楽しくなるよね、全肯定ハム太郎……